パテック・フィリップ (Patek Philippe )

パテック・フィリップ

パテック・フィリップ (Patek Philippe )はヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲと共に世界三大高級時計メーカーの一つとして数えられています。
しかしその中にあって一般の腕時計愛好家のみならず、時計業界に携わる業界人からも羨望に近い賞賛を受けるメーカーといえば、パテック・フィリップ (Patek Philippe )しかないのではないでしょうか。
現在すべての製品がジュネーヴシールの認証を受けており、ジュネーヴシールの認証を受けた製品のうち95%以上が同社の製品です。
多くの王侯貴族や時代を代表する指導者も魅了する、パテック・フィリップ の歴史は1839年より始まります。
1839年5月1日 - アントワーヌ・ノルベール・パテックとフランソワ・チャペックが共同で事業を開始することで同意し、《Patek, Czapek & Cie》を創業します。
小規模ながら高品質の懐中時計を世に送り出し、高い評価を得多くの顧客にも恵まれます。
1848年、パテック・フィリップ (Patek Philippe )にとって大きな転機が訪れます。
アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックは1844年、パリで発明の天才ジャン-アドリアン・フィリップに出逢います。パリ博覧会にフィリップは自身の発明した革命的な竜頭による巻上げ・時刻合わせの機構を出品していたのです。直ちに2人は意気投合。
1845年、ジャン-アドリアン・フィリップは《パテック社》(Patek & Cie)の共同経営者になります。《世界最高の時計をつくる》という社是の下に1851年には、社名を《パテック フィリップ》(Patek Philippe & Cie)と改めます。

1846年に初の独立分針、2年後にはフリーゼンマイを開発。
ヴィクトリア女王、音楽家のワーグナー、作家のトルストイなど多くの王侯貴族や時代の指導者を魅了し、顧客に持つことになります。
アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとジャン-アドリアン・フィリップの協力が、世界の時計製作を大きく進歩させ歴史にその名を残すこととなったのです。

アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックジャン-アドリアン・フィリップ

(パテック・フィリップ (Patek Philippe )は現在まで4回社名を改めて、 1845年には《Patek & Cie》、 1851年には《Patek Philippe & Cie》、 1921年には《Ancienne Manufacture d'Horlogerie Patek Philippe & Cie, S.A.》、 そして1932年からは《Patek Philippe SA》となって現在に至ります。
文章中の説明ではパテック・フィリップ (Patek Philippe )として解説を行っています。)

 

年表

1845年 アントワーム・ノルベール・ド・パテックとジャン・アドリアン・フィリップがパティックフィリップ社の前身パティック社の共同責任者となる。

1851年 ロンドンの万国博覧会で当時世界最小の時計を発表。 社名を「Patek & Cie」から「Patek & Philippe Cie」に変更。

1868年 スイスで最初の腕時計を制作。

1889年 永久カレンダーの特許を取得。

1915年 複雑機構搭載(5分リピーター)婦人用腕時計の開発。

1922年 スピリット秒針クロノグラフ付き腕時計の開発。

1927年 天文表示時計、パッカードを制作。

1932年 カラトラバ発表。

1933年 4ゴングチャイム機構、パワーリザーブ、永久カレンダー、アラーム、ムーンフェイズなど24の複雑機能を搭載した超複雑懐中時計、グレーブス・ウォッチを制作。

1949年 1951年 ジャイロマックス・テンプの特許を取得。

1953年 自動巻機構の特許を取得

1956年 全電気式クォーツ時計を製作。

1959年 ワールドタイム機構特許を取得

1962年 アンクル脱進機、トゥールビヨン、自動振動髭ゼンマイ搭載のムーブメントがジュネーブ天文台時計精度コンクールで第一位を獲得。

1968年 「エリプス」シリーズ発売。最初のモデルはRef.3548。

1976年 ジェラルド・ジェンタデザインによる「ノーチラス」シリーズ発売。最初のモデルはRef.3700/1。

1986年 世紀ごとの閏年修正を含むフライバック表示永久カレンダーの特許を取得。

1989年 創業150周年を記念して、33の複雑機能を搭載したcal89を発表。

1996年 ワインディング・ゲージ機構の特許を取得。

2000年 表裏2面、21の複雑機能を備えたスターキャリバー2000を発表。

2004年 バーゼルでRef.5196カラトラバ、REF.5135ゴンドーロ・カランダリオなどを発表。

トピックス
2002年4月 - アンティコルム・オークションにてルイ・コティエ(Louis Cottier )が考案した方式の1949年製ワールドタイムが腕時計としては史上最高値、当時の日本円で約4億8000万円で落札された。

 

創造され続ける世界最高のタイムピース

 

パテック フィリップが1839年の創業から、製作してきたタイムピースは、「デザインから完成までのすべての工程において世界最高の水準を誇る『芸術品』である」と世界中の時計愛好家が一致して認めています。

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